専門性が高い職種のため、一般的に報酬相場は高額になります。会社のステージにもより一概には言えませんが、いわゆるシリーズA調達以降のフェーズになると、1000万円台を見据えた報酬水準になると考えられます。
ある調査によるとCFO就任後1年で10%が離職、51%が5年以内に離職というデータがあります。そもそも候補者母数が少ないため、限られた時間で採用に成功するのは困難だと考えるべきです。
またこのポジションにおいては、採用ミス、退職による社内外へのダメージが大きくなる可能性があります。
特にスタートアップの場合、バックオフィス業務においてCFOとしての高い専門性が必要な局面はかなり限られています。
管理部門の強化や初期の上場準備段階においては、どちらかと言えば現場での泥臭い動きと実務スキルが要求される場面が多く、必ずしも高い経歴、経験が生かせるわけではないため、早晩社内でコストパフォーマンスの問題が発生しがちです。